ICLってどんな手術?
目の中に「一生使えるコンタクトレンズ」を入れる手術です。
このページでわかること
- ICLは、目の中にやわらかいレンズを入れて見えるようにする手術
- 目の表面を削らないので、レンズを取り出せば元に近い状態に戻せる
- 世界で500万件以上行われている、実績のある手術
動画でわかる:ICLの基本約3分24秒・音声あり(アニメーションで解説)
レンズは目のどこに入るの?
ふだんのコンタクトは目の表面にのせますが、ICLは目の中、茶目(虹彩)のうしろ側にレンズを置きます。外からは見えません。
コンタクトとICL、置く場所の違い
コンタクトレンズ角膜(黒目の表面)にのせる
→ 乾き・ゴロゴロ感が出やすい
→ 乾き・ゴロゴロ感が出やすい
ICL茶目のうしろ・水晶体の前に置く
→ 何もつけていない感覚に近い
→ 何もつけていない感覚に近い
数字で見るICL
500万件以上世界での手術の数
数万件日本で1年間に行われる数
2010年厚生労働省が正式に承認
レンズはどんなもの?
ICLのレンズは、ソフトコンタクトレンズのようにやわらかい素材でできています。
体になじむ目の中に入れても、異物として反応しにくい素材です。
紫外線カット無色透明で、紫外線をカットする働きがあります。
お手入れ不要劣化しにくく、洗ったり取り替えたりする必要はありません。
割れないやわらかいので、目の中で割れることはありません。
「有水晶体眼内レンズ」
ICLの正式な呼び名です。「自分の水晶体(もともとあるレンズ)を残したまま入れる、目の中のレンズ」という意味です。白内障の手術で入れるレンズとは違い、自分の水晶体はそのまま残ります。
レンズは進化しています
むかしのレンズ穴なし。白内障や、目の圧が上がることがあった
穴あきレンズ(ホールICL)真ん中に小さな穴をあけ、合併症が大きく減った。日本で開発
いまのレンズ(EVO+)見える範囲が広がり、夜の見え方も良くなった
目の中に入ったホールICL
診察用の特別な光を当てて撮影すると、レンズのふちと、真ん中の小さな穴が見えます。ふだんは、外から見てもわかりません。
あゆみ
- 1986年ヨーロッパで初めて使われる
- 2003年日本で臨床試験が始まる
- 2010年厚生労働省が正式に承認
- いま世界で500万件以上。近視・遠視・乱視、軽い円錐角膜にも使われる
いま、ICLが選ばれている理由
くっきり見える強い近視でも、見え方の質が高い
乾きにくい目の表面を削らないので、ドライアイになりにくい
戻りにくい手術後に近視が戻る「リバウンド」が起こりにくい
元に戻せる必要ならレンズを取り出せる
認定医だけが手術講習と実技の審査を受けた眼科専門医だけが行う
監修医(ICLエキスパートインストラクター)からひとこと
ICLは最近、SNSなどで知られるようになり、希望する方が増えています。ただ、かつてのレーシックのように一時的な流行で終わらせず、一人ひとりが納得して、安心して受けていただくことが何より大切だと考えています。